埼玉県羽生市の身近な相続・遺言相談室

自分の相続分の現金をすぐに使いたい

Q.遺産は父名義の土地・家屋と株と預貯金です。私は子供の大学入学を控え、とにかく現金が必要です。なんとか現金分だけでも分割してほしいのですが。
A. 遺産は全体として相続分割の対象となりますので、預貯金など現金だけの分割を行うというのは原則としてできません。
遺言で特別の指定がある場合を除いて、相続が始まった時点で被相続人の全ての遺産が相続人間の共有となっています。 この共有状態を解消し、相続人の誰がどの財産をどれだけ取得するかを決めるのが遺産分割です。
遺産分割は相続人間の協議で行われ、協議ができないときは家庭裁判所に調停、審判の申し立てをします。
さてご質問の現金についてですが、亡きお父様の遺産が現金だけでしたら、遺産分割協議も整いやすいのかもしれませんが、株や土地・家屋という、すぐ現金化がむずかしいものや不可分債権などがあるとどうしても協議は難航してしまいます。
まずは他の相続人の方に現金が必要である事情を話して、預貯金だけでも先に分割協議を成立させてほしい旨をお願いしてみることです。
遺産分割協議が成立するかどうかはとにかく相続人間の合意があるかどうかですから。 その他の手段としてはご自分の法定相続分(または相続人としての地位そのもの)を他の人に有償譲渡し、譲渡代金として現金を得るという方法がありますが、これは弁護士に相談される方がよろしいでしょう。
相続法務指導員 川島幸雄
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相続法務指導員 川島幸雄
行政書士 宅地建物取引主任者
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